セーラー服
引きずっていて忘れられない人がいるとき
忘れるまで次と交際していけないのか
それとも忘れるためにも交際するべきなのか
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中学3年生の最後
交際していたキミをずっと忘れられなかった
あまり自分を出すのが苦手なキミはいつもオドオドしてたね
それがあまりにも可愛くて
卒業して進路が別々になり
いつしか連絡することがなくなっていた
気がついたときには遅かった
高校で違う人と交際していたのを知った
初めて異性に関係することでの後悔をした
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リセットしようと思い上京した
上京していた数年間の経験はすべてが新鮮で
すべてが楽しかった
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それでも忘れられなかった
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誰と交際していてもキミを思い出してしまう
目の前の人にキミを重ねてシタこともある
全部キミだ
声も 仕草も 感覚も 表情も
全部キミを浮かべて果てている
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数年ぶりに地元に帰る
たまたま同級生と会い話をしていると
「結婚するってよ」
「えっ…」
キミも同じタイミングで上京していたのを知る
数年間すぐ近くにいたことも
進路のため上京して
その時にできた相手と結婚するらしい
結局キミはずっと近くにいた
もしかしたらキミの隣に居続けられたかもしれない
後悔した
同級生に連絡先を教えてもらい
「結婚おめでとう」
それだけ...
同級生が式の写真を見せてくれた
もしかしたらその隣にいるのは自分だったかもしれない
そこでやっと後悔の呪縛から解放された気がした
家で静かに乾杯した